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主にポケモンについて語っていくブログ

【USM:S14最高2071/最終19××】狂気の3Z基本選出構想から始まったペンドラーバトン&対面融合構築~『何より意表が突ける』その果てに辿り着いたレート2071までの軌跡~

おはようございます。こんにちは。こんばんは。poke_jinと申します。

 

今回はUSM:S14で最高レート2071を達成した構築やそこまでに至る戦略等を皆様に紹介したいと思います。

 

以下常体。時々敬体。

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前期同様回復系アイテム一切無し。目の前の相手を倒す事しか興味無し!

 

【レート2071に至るまでの戦略】

今期は約3ヶ月という長期シーズンであった事から、以下の2点に注意しなければならないと考えていた。

 

1.期間が通常より約1ヶ月も長い事から最初からレートに潜り続けていると再戦が多くなる可能性が高い(=型バレの可能性が高くなる)

 

2.実力があり時間的余裕もある方はレートに潜る時期を意図的に遅らせると予想。昨今のレート人口の減少具合も加味するとレート差マッチが頻発する可能性が高い(=レートが効率的に伸びにくい)

 

筆者自身地雷枠を採用する傾向が強い為、特に1の可能性に出くわす事をできるだけ回避したかった。

元々前期の地雷原構築から離れ、全く別の新しい構築を運用しようと思っていた為、S14は2月中旬~後半頃から開始しようと決めた。

1月を丸々新構築立案に費やし順次育成も開始。2月上旬に育成が終わりフリー対戦で運用開始。2/15に開催されたモブキャラ氏主催仲間大会「指名手杯」にて並み居る強者達を相手に善戦・勝ち越しを果たし、本構築の手応えと課題を掴む。

特に運営側として参加されていたZouking氏に敗北した経験が大きく、その敗戦を切欠とし後程育成済だった6匹の内1匹を再孵化・育成し直す事となった。

 

2月下旬頃いよいよS14に参戦。レートで全く新しい構築を運用するという事もあり最初からレート2000超えを目指す目標は掲げず、「レート1600突破」を最初の目標とし、クリアする度に「レート1700突破」・「レート1800突破」…という風に目標基準を100ずつ引き上げていった。

構築を自分の手に馴染ませる為にレートが1650くらいになるまでは比較的対戦数を重ねながら細かな調整変更を実施し、そこからは「毎日20ずつレートを上げて(=二つ勝ち越す)終了する」事を日々の努力目標とした。

日によっては「二戦二勝してその日のレート終了」というのも珍しくなく、再戦や連敗をできるだけ避けながらコツコツレートを積み上げた。

楽しみながらレート対戦をやる」事を念頭に、敗北にも必要以上に苛立つ事は無く楽しくレート対戦に臨んでいった。レートに潜る時期を意図的に遅らせた甲斐もあり、レート差マッチが多発する事は余り無かった。

今期は節目の数字(1700、1750、1800…2000、2050)チャレは必ず一発クリアしていた事も背景に気後れせず堂々とした試合運びができていた。

 

再戦も1、2回程しか発生せず、ほぼ予定通りのペースでレートが伸びていき、3/29に試合数300未満でレート2000突破を達成。今まで2000突破したシーズンは900試合ないし700試合以上掛けての達成であった為に、自身の成長振りを実感した。

そこからは正直ボーナスステージであり、おおよそ最終日である4/1は「勝っても負けても楽しみまくる」為にレート対戦に臨み、結果としてS14最高レート2071を達成。大満足のシーズンとなった。

レート2000を突破する為には構築やプレイング等が重要になってくるが、こういうシーズン全体を通しての戦略も重要になってくるとS14で実感した。

 

【パーティー構築経緯】

S13にて久し振りにレート2000を達成したが、地雷構築である為に構築記事公開によってネタバレしている以上その構築は今期通用しなくなると考え、新たなパーティー開発・育成に着手した。

 

S13でレート2005達成した構築がこれ。

iron-hands29.hatenablog.com

 

「今期はどんなポケモンを軸に置こうかな?」と日々思案している中で着目したのが加速バトン戦術を行える数少ないポケモンの一匹ペンドラー

ツイッターにて以前からキャスを覗かせて頂いている方々の中にうぃどう氏おかとも氏という、共にレート2000超えの強者が居るのだが彼等は以前より加速バトンペンドラーを愛用されていた。

 

blackwidoru.hatenablog.com

 

tomoyn.hatenablog.com

 

このお二方のキャスでバトン構築、ひいてはペンドラーの強み・弱み・運用方法等をずっと勉強させて頂いていた筆者だが、実はSM前期~中期の間に一度加速バトン用ペンドラーを育成していた。

その頃は正直作っただけの自己満足だけで終わってしまい、S14で使用すると決意するまでずっとSMロムのボックス内で置物と化していた。

数シーズン前に興味本位で一定期間メガバシャバトン軸に触れレートを1950まで上げられた事、色んな経験を積み前期レート2000を達成した今の自分なら加速バトンペンドラーを使いこなせるのではないか。

バトン軸で結果を出している人の構築記事を探していた所、メガバシャバトン+襷ペンドラーバトン両採用でレート2000を達成しているセサル氏の記事に辿り着いた。

 

cesar.hatenablog.com

 

S13にてセサル氏が結果を出している事からS14ではこの型が警戒される(=想定される)と考えた筆者は独自の調整・型を思案。その結果、地面Z所持鉄壁加速バトンペンドラー爆誕した。

 

バトン先として最初用意したのがカプ・レヒレ霊獣ランドロスランドロスについては飛行Zを持たせる事は決めていたが、レヒレの持ち物はZ被りをこれ以上増やさない為に当初半分回復木の実であった。

しかし、フリー対戦等々で運用していく中でバトン後一回瞑想積んだムンフォでは霊獣ボルトロスやカプ・コケコをワンパンできず返り討ちを食らってしまう事が多発し悩みに悩んだ。

 

筆者「ヒレがZクリスタル持ちならコケコやボルトを倒せるのになぁ

→「Zクリスタル持ちなら倒せるんだよなぁ

→「ならレヒレにZクリスタルを持たせりゃいいじゃん。先に相手のポケモン全部倒した方が勝ちのゲームでしょ!

 

という発想の転換の元、レヒレの持ち物を木の実からフェアリーZに変更。狂気の3Z基本選出構想が固まった(後にこの基本選出は選出率3番目くらいに落ち着くが)。

 

 

バトン戦術には欠点がいくつか存在する。状態異常技・襷持ち・強制交代技・呪い等々が挙げられるだろうか。状態異常技はレヒレミストフィールドで防止できるが強制交代技や呪いは挑発が無い為に防げない。

バトン戦術は一度交代を余儀なくされると不利を取ってしまいがちである。そこで筆者はバトン戦術に頼らなくても勝てるポケモンを投入し、鉄壁加速バトン軸+役割破壊技搭載対面軸の融合を模索していった。

 

まず採用したのはポリゴン2。奇石による圧倒的な耐久力を誇り、特性トレースにより相手の有益な特性をコピーし、サイクルを回してくれる潤滑油的存在。

主に物理エース受けとして選出していた。ペンドラーから鉄壁加速バトンを引き継ぐと物理方面には絶対的な要塞と化す

次に採用したのはメガバンギラス。圧倒的な種族値を背景に竜舞を積んだ後殴り勝つ。ペンドラーの鉄壁加速バトンを引き継ぐとメガミミロップ相手にも戦り合えるようになる。

最後に採用したのは両刀フルアタメガバシャーモ。セサル氏の構築記事及びバシャ&ペンドラー両採用構築の為にメガバシャのバトンは絶対に警戒される事は火を見るより明らかだった。

モブキャラ氏主催仲間大会「指名手杯」までは性格陽気&守る搭載の個体を使用していたのだが、そこで戦ったZouking氏に敗北した経験から性格寂しがりメガバシャを再育成、役割破壊技としてめざ氷&雷Pを搭載した超攻撃的スタイルに変貌した。

 

ヒレは元々耐久値が高くランドは特性威嚇によって相手の攻撃力を削ぐ等最低限サイクルを回す能力が備わっており、Zクリスタル搭載による対面処理能力を向上させている事も加味してバトン無しでも戦えるようになっている。

レート対戦を重ねていく中でランド選出は対面軸で増加する一方バトン軸において減少し、逆にメガバンギラスのバトン軸選出が激増。

ヒレはバトン軸・対面軸共に安定的に選出、メガバシャは刺さる相手に滅法強く、選出率最下位のポリゴン2はその結果が今後のレートにおける分岐点になるという重要な試合にて凄まじい戦果を挙げてくれた。

ペンドラー・ポリ2・ランドは今回初めて育成・運用していったポケモンなので色々手探りだったが、上手い事ハマってくれた。

 

 

【個体紹介】

ペンドラー/陽気/加速/地面Z

143(60)-147(212)-110(4)-×-95(44)-171(188)

バトン/鉄壁/守る/地震

本構築の主軸。このポケモンを使いたいと思って組んだ構築なのでレート2071まで連れてこられて本当に良かった。

Sは最速ウツロイド抜き。これは前期スカーフウツロイドにボコボコにされた経験を元に調整された数値である。

Hは16n-1調整。H-DはコケコのEF10万確定耐え。Aは地面Zで無振りリザXを最低乱数以外倒せるようになっている。

本構築はメガバシャーモメガルカリオ・滅びメガゲンガー等を呼びやすいので、そこに地面Zをぶち当てて勝利する試合展開が多かった。(ブレードフォルム)ギルガルドもこの地面Zで仕留める事が結構あった。

一度鉄壁を積めばHDメガマンダの恩返しを耐えられるくらいには固くなる。メガミミロップ・思念の無いメガグロス・ランド・マンムー等を鉄壁の起点にし、裏のレヒレにバトンする試合運びが非常に多かった。

 

色んなペンドラーバトンを勉強していく中で、最近は分身バトンによる運ゲー的バトン軸剣舞バトンによる攻撃的バトン軸が主流になりつつあると感じた筆者は敢えてそれ等では無く鉄壁バトンによる耐久値と速度の底上げという守備的バトン軸に注目

 

近年結果を出しているペンドラーバトン軸は起点作り+加速バトンペンドラー+抜きエースという選出が多いと個人的に見受けられた。

しかし、起点作りに一枠を消費するので結果として選出幅が狭まる傾向にあると思った筆者は起点作り+加速バトンの役割を鉄壁ペンドラー一体に集約させる事で選出幅を広げる事に成功した

無論鉄壁で引き上げられる耐久は物理方面だけなので、特殊方面はバトン先のレヒレやメガバンギの性能で誤魔化している。

バトン構築の天敵であるミミッキュに対しても鉄壁を積んでいれば呪い不採用個体であればそう簡単には崩されないと想定し、実際にその通りになる試合展開は幾つもあった。

 

その上で持ち物に地面Zを採用している最大の理由は、バトン役に瞬間火力でいいから強力な攻撃性能を求めているからである

バトン役はその攻撃性能を舐められがちである。相手からしたら「バトン役は耐久にガッツリ振った木の実型か行動保証の為の襷型」という認識を持つ事が多いだろう。鉄壁を見れば耐久型という認識は更に強くなる。

その認識の穴を突くのが地面Z。トリックや叩き対策でもあり、裏のバトン先がZ持ちでは無いと誤認させる効果もある。

逃げバトンと呼ばれる戦術(バトンとして引き継ぐのはSアップだけだがバトン役が苦手な相手をバトン先のポケモンで対処・バトン役の攻撃性能は標準を保つというもの)の思考と似通っているが、鉄壁の存在が差異点として挙げられるのではないだろうか。

地面技を透かせる相手を倒す事はできない為、上手く立ち回る必要がある。

 

カプ・レヒレ/控えめ/ミストメイカー/フェアリーZ

151(44)-×-138(20)-154(196)-151(4)-136(244)

瞑想/ムンフォ/めざ炎/波乗り

ペンドラーのバトン先最有力候補。対面軸においても高い選出率を誇る。命中安定技ばかりで技外しのストレスが無いのもグッド。

H-Bは特化メガマンダの捨て身を最大乱数以外耐え。Sは最速メガバンギ抜き調整。余った努力値はほぼCに回した。

鉄壁バトンを引き継ぐと恐ろしく固くなる。鉄壁を最大まで積んだ状態でバトンを引き継ぐと特化霊獣ランドの地震最大ダメが28となったりする。

鉄壁加速バトンで得た猶予を使って瞑想を積み、相手を殴り倒す。フェアリーZは瞑想を積まずにメガマンダを一撃で落とす為。また、レヒレ・ミトム・マリルリ・アシレ対策。

バトン軸におけるレヒレは大抵水Z採用と想定されている事から、受け出しにくる高耐久水タイプを吹き飛ばすフェアリーZは非常に刺さった。

役割破壊技としてめざ炎を採用。炎4倍勢(カミツルギ・メガハッサムナットレイ)への有効打点となる。めざ炎控えめ個体をゲットするまで4日掛かった苦労が報われた気がする。

 

ポリゴン2/図太い/トレース/奇石

187(212)-×-128【奇石:192】(52)-126(4)-130【奇石:195】(116)-96(124)

イカサマ/放電/身代わり/自己再生

皆さんご存知数値受けの代表格。選出率こそ最下位なものの重要な場面で勝ちを拾ってくれた、ここぞという時に頼れる受けポケモン

しらこま氏というレート2000超えの強者の方の構築記事で毒ガルド対策として非常にSの早い身代わりポリ2を見かけた。

 

shirakomapoke.hatenablog.com

 

バトン構築の天敵として毒や電磁波等の状態異常技を警戒していた筆者はしらこま氏のポリ2調整を参考に、二加速後(=放電による麻痺が相手に入った後)ゲッコウガ抜きができるまでにポリ2のSを引き上げた。

鉄壁バトンを積めばそんじょそこらの物理攻撃では身代わりを壊す事ができない為、状態異常技を透かす他に相手の叩きや岩封等も全く恐くない。

ポリ2を物理で攻略する為には剣舞や竜舞で攻撃力を引き上げるしか無いのだが、そこにイカサマが刺さる。マンマンガルドやガルランドといった特定の構築に非常に強い。

放電による三割麻痺の勝ち筋、トレースによる相手の有益な特性のコピー、対面軸においても引き先として高い数値受けをこなす等潜在能力はピカイチだったが、選出率は最下位である。

原因は大抵の構築にポリ2を起点に積んでくる特殊ポケモンが存在した事。本構築で重いガッサの存在等。メガルカリオともよくかち合った影響もでかかった。

しかしながら節目の戦いでは縦横無尽の活躍を見せてくれた。

 

今シーズン初戦。ペンドラーから鉄壁加速バトンを引き継いだ後相手のむらっけをコピーし、身代わりで零度を防ぎながらPP枯らし合戦の末に相手のオニゴーリを降参させ初戦をモノにした。

 

19付近で負けが増えていた時期に闘った2000超えの強者との一戦。HPが15%程度しか無かったペンドラーからの鉄壁バトンを引き継いだ直後に呪いを撃って来たミミッキュと削れていた聖剣ガルドを相手にイカサマ・自己再生・放電のコンボで致命傷を負わせてその試合を勝利した。ここから無敗でレート2000を超えた。

 

2050チャレが掛かった試合で引いた18帯との一戦。ミミガッサという構築相性最悪、相手のポリ2の冷ビでこちらのメガバンギが凍らされる等不利な試合展開の中で、相手のポリ2を放電で一発麻痺、その次ターンで相手のポリ2を痺れさせポリ2が生存した状態で相手のポリ2突破。その後ランドとミミッキュの対面となり、裏のポリ2の存在で相手のミミッキュにZを撃たせず勝利。2050チャレが成功した。

 

今回初めてポリ2を運用したが、周りとの連携によって活きるポケモンだと認識できた。今後運用する事があればもっとその辺を詰めていきたい。

 

☆霊獣ランドロス/意地/威嚇/飛行Z

165(4)-216(252)-114(28)-×-101(4)-139(220)

地震/空を飛ぶ/剣舞/撃ち落とす

ペンドラーのバトン先候補であったが、次第にバトン軸から対面軸での選出にシフトしていった。低速寄りの受けル討伐の役目も負わせていた。

当初はAを削り耐久調整を施したものだったが剣舞飛行Zでポリ2が吹き飛ばなかった事例が一日の間に2回発生した為A特化にした

ランドに求めたのは攻撃力による一点突破であった為にこの調整変更は大正解だった。一応このH-Bでも特化メガバシャのフレドラ確定耐え可能な物理耐久ではある。

メガバンギを選出できない場合のクレセリア対策にもなっている。剣舞飛行Zで大抵の特化クレセが落ちる

撃ち落とすは主にヒトム・ミトム・ムドー・カグヤ対策。相手は撃ち落とすを見ると地面Zを警戒するが、実は飛行Z。ランドの持ち物を誤認した相手がメガラティアスグライオンを投げてくれたりするのでそこに飛行Zを叩き込んでいた。

本構築はメガフシギバナもよく呼ぶのでメガバンギと共にバナ対策としても連れていった。空を飛ぶでジャラランガZを回避するプレイも複数回した。

ドヒドイデは基本的にランドでしか崩せないので慎重さと大胆さを求められた試合が多かった。

 

メガバンギラス/陽気/砂起こし/メガ石

175-×-216(252)-171(4)-×-140-135(252)

竜舞/岩雪崩/噛み砕く/炎P

ヒレに次ぐペンドラーのバトン先有力候補。対面軸においてもそこそこの選出率。特性で起こす砂嵐はS判断や襷潰し・天候取り合いに重宝した。

対テテフ、対リザードン、対マンダ等々にどんどん選出していった。レヒレと組み合わせるとマンダナットドラン構築にも強く出られる。数値のオバケであり、バトンを絡められなくても竜舞でASを上げて対戦相手を薙ぎ倒していった。

エッジでは無く雪崩を採用しているのは命中率の差(前期ゲッコウガのダストをよく外していたのでエッジを当て続ける運命力は自分に無いと判断)と追加効果の怯み期待。

怯みの一番の仮想的であるミミッキュは殆ど怯ませられなかったが、他の場面でそれなりに怯ませて勝利に貢献してくれたのでトントンである。

噛み砕くはクレセ・ガルド・ラティアス辺りへの有効打点、役割破壊技として採用した炎Pは炎4倍弱点勢への有効打点である。

バトン軸の基本選出は当初のペンドラー・レヒレ・ランドという組み合わせからペンドラー・レヒレ・メガバンギの組み合わせに変遷していった

ペンドラー・レヒレ・メガバンギは相性補完に優れており、安定感に優れているという理由もあった。

 

メガバシャーモ/寂しがり/加速/メガ石

155-209(76)-90-175(196)-100-150(236)

フレドラ/跳び膝/めざ氷/雷P

モブキャラ氏主催の仲間大会「指名手杯」に参戦した折、運営側として参加されていたZouking氏と戦い、お相手のランド+アーゴヨンを陽気メガバシャが崩せず負けた試合が切欠で新しく育成した個体。

バトン枠では無く役割破壊技搭載のエース格として運用。このAでも耐久振りカビゴンを跳び膝で確一跳び膝やフレドラを受けに来たメガマンダ・ギャラドス・ランド等を雷Pやめざ氷で仕留める。

C175めざ氷の火力は無振り霊獣ランドロスを8割の確率で倒せる程度。Sは最速85族と同速。一加速で最速フェローチェを抜ける。

最初は中々運用方法がわからず選出率も低迷していたが、低速相手に選出して加速した後にタイプ一致技や役割破壊技で相手を崩していくパターンを理解し出すと結構選出できるようになった。

時々ペンドラーと共に選出し、メガバシャで荒らした後ペンドラーバトンで相手を一掃していく叉はペンドラーバトンで相手を荒らした後メガバシャで抜いていくみたいな試合展開になる事もあった。

バシャ・バンギは共にメガシンカしなくとも戦える性能があった為、2メガ選出する事もしばしばあった。そもそも大抵の選出で2Zor3Z選出していたので2メガ選出にも一切抵抗感無く臨んでいけた。

 

【選出】

・基本選出

ペンドラー+レヒレ+メガバンギ

2Z&1メガバトン軸。上位レート帯になるにつれてこの選出が一番多くなった。相性補完に優れており、色んな勝ち筋を追える組み合わせになっている。

メガミミロップ(+カビゴン)構築相手には大抵メガバシャ受け(レヒレ等)が居る為、中々こちらのメガバシャを選出できない。しかも、守る不採用+B下降補正の性格の影響で加速する前にメガミミロップの跳び膝でK.Oされる。よってこの基本選出で対処する。

どう対処するのかというと、ヒレの瞑想ムンフォ+フェアリーZで無理矢理レヒレカビゴンを突破し、鉄壁バトンを引き継いだメガバンギがメガミミロップの飛び膝を耐えながら無理矢理討ち取るという数値受けの概念やらタイプ相性の概念やらを吹き飛ばす戦法を採る。それで勝てるから何も気にならない。気にしたら負けである。

 

メガバンギorメガバシャ+レヒレ+ランドorポリ2

ペンドラー展開が刺さっていない場合の対面軸。メガバンギorメガバシャが刺さっていると感じた時にこの選出をする。相手の構築にラッキー・オニゴーリカビゴンがいる場合はメガバシャ選出率高め。必要な時は2メガ選出する。

ポリ2は相手の物理エースを止めなきゃ負けると想定した場合に選出する。ポリ2を選出した試合の多くは勝ちを拾えた。

 

ペンドラー+レヒレ+ランド

当初構想していた3Zバトン軸ペンドラー+レヒレ+メガバンギの安定感に席を譲る形にはなったがそれでも上から強力な攻撃を叩きこめるレヒレとランドの組み合わせは強かった。

相手のパーティーにミトム・ヒトム・ボルト辺りが居るとこのバトン選出ができなくなるのが辛い所。

 

【辛いポケモン・構築】

・ヌオー

無理。

 

キノガッサ

最低一体は持っていかれる事を覚悟しなければならない

 

ミミッキュ

何だかんだ言ってやっぱり辛い。本構築はミミッキュの弱点を突けるポケモン一匹も居ないからね。ポリ2出せば何とかなるかもしれないが中々選出できなかった。

 

ドヒドイデ

ランドが火傷or瀕死になった時点でほぼゲームオーバー。

 

・霊獣ボルトロス

格闘Z型がやばい。それ以外なら何とかなる。

 

・トリル軸

加速バトンの宿命。今期そこまで当たる事は無かったのが救いだった。

 

【最高レート】

 

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以下敬体のみ

 

【終わりに】

二期連続でレート2000突破する事ができた事、更には2071までレートを伸ばせた事、非常に嬉しく思います。

今期は計画的にレートを上げていく事を目標とし、ほぼ想定通りのペースでここまで来られた事が一つの成長を物語っているのではないかと考えています。

何より最後まで楽しくポケモン対戦をやれた事が自分にとってとても大きかったりします。自分が使いたいと思ったポケモンと共に結果を出せるのは至上の喜びです。

では、この辺りで筆を置かせて頂きます。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。そして、S14で対戦して下さった皆様本当にありがとうございました。