
おはようございます。こんにちは。こんばんは。ポケモンエンジョイ勢のpoke_jinと申します。
今回はポケモンチャンピオンズ(以下チャンピオンズ):シーズンM-1で最終レート2514/481位を達成した構築を皆様に紹介したいと思います。
以下常体。一部言葉が荒くなります。
目次
【パーティー構築経緯】
①チャンピオンズ配信当日、個人的大期待のメガグソクムシャを運用しようとワクワクしながら配信を待った所レギュレーションM-Aでグソクムシャが内定せず意気消沈。リアルの繁忙さも相俟ってすぐにチャンピオンズへ臨む気が起きず一週間近く手付かず状態となった。
②約2年半振りのランクバトルという事もありシーズンM-1をリハビリに充てる事を決意。チャンピオンズには最初限定でチュートリアルスカウトという決められた6匹をスカウト出来る事もあり、どのパーティーを選択するか考察を開始した。
③丁度その頃ランクバトルで欠伸/願い事/守る/イカサマ構成のブラッキーが流行しているという言及を各所で見ていた。「対策方法が難しい」という意見も同様に。そこで木の実以外でブラッキーを対策出来るポケモンがチュートリアルスカウトの中に居ないか考察するとマリルリが目に付いた。
④ブラッキーの欠伸展開を阻害する技としてミストフィールドが存在する。5ターンの間地面に居るポケモン達を状態異常から守るフィールド技だが、マリルリもこの技を習得出来る。その上で攻撃ランクを最大値まで上昇させる腹太鼓という積み技を持ちながら、A種族値の低さとタイプ相性の組み合わせでブラッキーのイカサマを確定耐え出来る調整が有る。シーズン中期から同じ水/フェアリー複合タイプのアシレーヌのミストフィールド採用が一定数発生していたケースとは異なり、初見で相手が「マリルリがミストフィールドを使ってくる」と予想する事は困難と認識。メインウェポンのじゃれつくとスイーパー用として先制技のアクアジェットも所持しており十分実用に足ると判断し、マリルリが含まれているチュートリアルスカウトを第一候補とした。
⑤このチュートリアルスカウトではピカチュウ/ドドゲザン/ガブリアス/マリルリ/ギャラドス/ゲンガーというパーティーになっている。「ピカチュウの枠をチャンピオンズ早期特典で手に入るカイリューへ変えようかな」等とある意味気楽に適当に考えていた所ある事実に気付く。
⑥第七世代からレート対戦を始めおよそ10年近く経過しているが、今まで一度もレート対戦及びランクバトルにおいてドドゲザン/ガブリアス/マリルリ/ギャラドスを運用した事が無かったのだ。当然メガカイリューも初めて。メガゲンガーだけは経験があるもののCSメガゲンガーは運用した事が無かったので実質的に初めてのポケモンばかりを運用する事となりモチベーションが上がった。
⑦チャンピオンズでは初心者勢や復帰勢を主な対象とし、チュートリアルスカウトという名の複数に渡る構築を用意し対戦のサポートを行っている。では、これ等の構築が本当にランクバトルにおいて実用に足る可能性を秘めているのかどうか個人的に確かめてみたくなった。勿論独自の実数値調整や技構成の変更を施した上で、シーズンM-1においてチャンピオンズ公式が用意してくれたこの6匹でパーティーを構築し只管運用する事を決意。復帰勢として地道にコツコツ対戦を繰り返し、勘を取り戻しながらリハビリに取り組み続けた結果最終レート2514/481位を達成するに至った。
【コンセプト】
★只管に相手のパーティーを殴り続けてブッ飛ばす。
★積み技と瞬間火力を組み合わせた積み&対面構成で相手のパーティーを薙ぎ倒す。
★相手が予想だにしない技を採用し、相手の思考の隙間を縫うように意表を突く仕掛けをドンドン行使し、相手のパーティーを瓦解させる。
【個体紹介】

・メガカイリュー

マルチスケイル/ひかえめ/カイリュナイト
175(+9)-129-136(+1)-216(+32)-150(+5)-139(+19)
りゅうせいぐん/かえんほうしゃ/エアスラッシュ/しんそく
〇ポイント調整意図
H:16n-1。
C:ブッパ。
H-B:余ったポイント1を振っただけ。
H-D:「D実数値150がキリの良い数字だった」という以外の理由が無い。
S:準速各種ロトム抜き。
※役割:雨パ、メガフシギバナ、スコヴィランが構築に居る相手に選出する。
チャンピオンズ早期特典でゲットしたポケモン。チュートリアルスカウトパーティーにおけるピカチュウ枠にしては大分ガタイが良い。愛嬌のあるピカチュウに負けじと満面の笑みを浮かべながらメテオを振らせて来る。
一番技構成が変遷したポケモンではあるがタイプ一致最大火力のりゅうせいぐんと優先度+2のしんそくだけは最初から最後まで採用し続けた。
環境にトリプルアクセル持ちが多く中々選出し難く選出率は最下位。但し他5匹では相手が難しい構築に対してのみ優先的に選出する事を心掛けた。
かえんほうしゃはアーマーガアやメガハッサムへ、エアスラッシュはメガフシギバナやスコヴィランへの打点として優秀だった。特にエアスラッシュは3割の怯み効果もあるので展開次第では勝利の鍵にもなり得る。
後述のギャラドスへやけっぱちを採用するまでは唯一の炎技持ちという事もあってゲンガーとメガ同時選出になる事もしばしばあり、上手く行かなかった事の方が大きかったが相手のこだわりスカーフ持ちガブリアスのじしんを2メガ選出のカイリューによって無効化し勝利した事もあったりと少しばかり勝利に貢献した。
シーズン最終盤はメガカイリューのしんそくを読まれる事が相対的に減り、相手がしんそくを切った行動を採った隙にしんそくを刺す動きで勝利を手繰り寄せた事が複数回あった。メガシンカでA種族値が下がるとはいえ、やはり優先度+2の先制技は偉大であると痛感した。
・ドドゲザン

そうだいしょう/いじっぱり/くろいメガネ
189(+14)-205(+32)-140-72-105-90(+20)
ドゲザン/ふいうち/アイアンヘッド/つるぎのまい
〇ポイント調整意図
H:AとSに割り振った後に余ったポイント全て。
A:ブッパ。
S:無振りアーマーガア(S実数値87)抜き抜き抜き調整。
※役割:最終盤に繰り出しスイーパーの役割を担う。特に本構築においてイダイトウの相手はドドゲザンにしか務まらない。
土下座が主要武器と化す総大将。武将らしく剣を使った舞を十八番とし不意打ちや鋼の頭突きもお手の物と来た。実に頼もしい。
特性そうだいしょうによる補正と道具くろいメガネによる補正を掛け合わせるとこだわりハチマキに僅か劣る程度のあく技を撃つ事が出来る。一度つるぎのまいを積めばふいうちでガブリアスを仕留める事も可能という凄まじいスイープ能力を見せる。
S実数値90はアシレーヌやニンフィア達の上からアイアンヘッドを叩き込むケースの増加にも寄与したが、一番の目的はてっぺきを積んで来るアーマーガアの上からつるぎのまいを積んだドゲザンを叩き込む為である。
メガフラエッテが環境に蔓延る関係上H-Dに多くポイントを割いたアーマーガアが多く、Sにポイントを割く余裕が無いように見受けられる。それでもS実数値を低く見積もり悠長にてっぺきを積もうと技を選択した瞬間つるぎのまいを積んだドドゲザンが通るというわけだ。当然対面で積むのでは無くドドゲザンに不利を取るポケモンの前でつるぎのまいを選択し、相手がアーマーガアに交代した後のプレイングを指す。
本構築におけるドドゲザンの一番の役割対象は現環境に多く見受けられるイダイトウである。ドドゲザンでしかイダイトウを見る事が出来ないし、それが証拠に相手はこちらのドドゲザンを見てもイダイトウを選出してくるケースが大半である。
スイーパーとしての役割も似通っているドドゲザンとイダイトウの力関係をそのまま対戦で再現するには選出と立ち回りが重要になると何回も戦ってきて得た経験で痛い程理解させられた事もあり毎度頭を悩ませる戦いとなった。
他にもはどうだん不採用ブリジュラスやメガスターミーも役割対象となるが、変化技の有無やアクアジェットor通常技の選択によってふいうちが通じるかどうかが分かれるので半ば必然的にふいうち択を鍛えられる結果となった。
・ガブリアス

さめはだ/ようき/きあいのタスキ
185(+2)-182(+32)-115-90-105-169(+32)
げきりん/じしん/どくづき/つるぎのまい
〇ポイント調整意図
H:AとSに割り振って余ったポイント2を振っただけ。
A:ブッパ。
S:ブッパ。
※役割:雑に初手に投げる。基本的に誰にでも爪痕を残せる。時にはメガフラエッテすら役割対象となる。
ランクバトルにおける皆の主人公がご帰還あそばされた。それなのに、レートやランクを競うバトルへ10年近く臨んでいたにも関わらず一度も運用した事の無かった私めをどうかお許しください。
というわけで今回初めてガブリアスを運用してみた。調整はブッパブッパ余り2。簡潔明瞭至極単純AS特化で相手を雑に削って削って削りまくった。
きあいのタスキによる行動保証があるとはいえトリプルアクセル持ちやメガガルーラの特性おやこあい補正れいとうパンチであえなく倒される事もザラにあるし、アシレーヌにムーンフォース+アクアジェットでやられたりと場持ちするポケモンでは無い。
だが、本構築においては【削る】事に大きな意味がある。後述のマリルリやドドゲザンの先制技の圏内に入れたり素早さが高いメガゲンガーが上から縛り易くする為に特性さめはだと共に相手を削る事に特段の価値を見ている。
技はタイプ一致最高打点のげきりんとブリジュラスを筆頭にじめん技が通るポケモンに対して選択するじしんは確定。崩しとしてつるぎのまいを採用していたが環境中盤からドデカバシを見るようになり相手のくちばしキャノン対策として一度つるぎのまいを積んでからげきりんを押す事でドデカバシにくちばしキャノン一回分の猶予しか与えず、やけど状態によるA下降も実質的に防ぐ立ち回りに活かすようにした。
どくづきの所は当初チュートリアルスカウト時に採用されていたがんせきふうじだった。がんせきふうじも偉大だったが環境中盤に一定数見掛けたメガメガニウムに為す術も無くやられる事が多く、しかも構築相性的にメガメガニウムに不利を取るパターンが頻発したので止む無くどくづきへ変更したという経緯がある。
その後余りメガメガニウムを見掛ける事が無くなったが、その一方で大増殖したメガフラエッテ対策として使える副産物を発見した。同じS種族値という事もあり最悪同速対決に勝てば良いという割り切りの元、たとえば初手対面した時はまずじしんを選択する。
返しのムーンフォースで大抵HPのほぼ全てを削られるがその次のターン相手はガブリアスのじしんを透かす為にこだわりスカーフ持ちのサザンドラに代えて来る事があったが、その交代を見越してメガフラエッテ相手にげきりんを選択する。
当然サザンドラはげきりんを食らって瀕死となり、げきりんで技固定のガブリアスへ相手は再びメガフラエッテを繰り出しめいそうの起点とする。げきりんを無効化され混乱状態或いは混乱が起きず技選択が自由になったガブリアスに対してどくづきを命じ、メガフラエッテのHPを半分以上削る。
3割の確率でどく状態のオマケ付き。その後倒されても裏から出て来るメガゲンガーが確実にメガフラエッテを倒す事が出来る状態を作るというわけだ。これはあくまでランクバトルにおける一例でしか無いし、交代するポケモンが居なさそうな場合はじしんの次にどくづきという技選択を行う。
正直言って初手ガブリアスVS(メガ)フラエッテ対面は楽しかった感想しかない。こちら側が負ける場合も含めて毎度『どっちが上回るか?』の賭け事をしていた感覚だった。実に面白いバトルであった。
・マリルリ

ちからもち/いじっぱり/オボンのみ
188(+13)-112(+32)-102(+2)-72-100(44)-89(+19)
じゃれつく/アクアジェット/ミストフィールド/はらだいこ
〇ポイント調整意図
H:AとBとSに割り振って余ったポイント全てを振り且つ4nになる調整。
A:ぶっぱ。
H-B:はらだいこ使用でAランク6段階上昇後オボンの実が発動しHP141の状態であくタイプのポケモンが撃って来るイカサマ確定耐え。
S:無振りアーマーガア(S実数値87)抜き抜き調整。
※役割:ブラッキーやカバルドンのあくび戦術を封じ、はらだいこを積んで一気に相手のポケモン達を薙ぎ倒す。
このポケモンの【ミストフィールド+はらだいこ】型の強さを証明したくて今シーズンに臨んだといっても過言では無い。それとマリルリ可愛い。
ブラッキー対策の1つ。腹太鼓を積んでミストフィールドで欠伸を無効化すれば裏のメガゲンガーごとブチ抜ける。ブラッキーやカバルドン等に頭を抱えて引き分けに怯える時間が勿体ない。絶対に攻略手段はある。頭回せよ!その為のデータベースや育成緩和だろうが!#ポケモンチャンピオンズ#ポケチャン pic.twitter.com/MsyU0rINUX
— poke_jin (@iron_hands29) 2026年4月16日
シーズン初期から流行していたブラッキー対策としてまだミストフィールドがそこまで注目されていなかった時期からこの【ミストフィールド+はらだいこ】型を運用し、レート2500を突破した最終戦まで一切技構成を変えずに貫き通した。
対物理受け最強格のヘイラッシャが環境に居ない現在、ブリジュラスやイダイトウなど一部のポケモンを除けばはらだいこを積んだマリルリの一貫性が凄まじいと初期から気付いており、マリルリの動きを阻害して来るポケモンの前で積む事が出来れば一気に三タテする事も可能だと認識していた。
特に特性ちからもちとフェアリー複合という事もありA六段階上昇後もタイプ一致イカサマを耐える実数値調整が可能であるマリルリは対ブラッキー、そして後続に控えるメガゲンガーなどをまとめて薙ぎ倒せる稀有な存在である。また、はらだいこを積んだ後なら昨今H-D振りにせざるを得ないアーマーガアがそれでも物理受けの顔をしながら後出しで登場して来ようがアクアジェット2発で沈められるのも大きい。現環境の物理型ポケモンはアーマーガアを倒し切る手段を持ち得ていれば尚輝けるしそうした調整があって然るべきだとも思う。
シーズン中期から対ブラッキーの性能をより重視したミストフィールド持ちのアシレーヌやニンフィアが一定数存在していたが、共に特殊ポケモンであった事も相俟ってマリルリのミストフィールドの認知はシーズンを通して全く進まなかったと捉えている。本当にアシレーヌやニンフィア達に負けず劣らずのミストフィールド使いとして実績を出せて良かった。何よりマリルリ凄く可愛い。
【ミストフィールド+はらだいこ】型マリルリはシーズン通して活躍してくれた。このマリルリよりSが速かったブラッキーと対戦したケースは一度限り。時にはこちらの不手際で負ける事もしばしばあったが多くの場面で勝利に貢献してくれた。ちなみにこの動画はレート2300達成時のバトルだよ。 pic.twitter.com/IpJ48W3Ob1
— poke_jin (@iron_hands29) 2026年5月13日
S実数値89とドドゲザンのS実数値90の差異「1」については、はらだいこ後オボンのみで回復した直後にブッラキーのイカサマを確定で耐える調整を施した上で割けるS実数値が89が限度だったと認識したが故の偶然の産物でしかなかったが、結果的にマリルリが抜ける相手はドドゲザンでも抜けるという1つの基準になった調整は実際の対戦でも活きる事となった。
技構成はタイプ一致最大打点のじゃれつくと先制技のアクアジェットのツーウェポン、残りをミストフィールド+はらだいこで完結した。時には瞬間火力としてアクアブレイクが、ノーマルタイプやはがねタイプへの有効打点としてばかぢからが、メガミミロップのねこだましを防ぐまもるが欲しくなるという邪な欲望が湧いては消え、また湧き起こるという誘惑が巻き起こっていた。
だが、【ミストフィールド+はらだいこ】型マリルリの強さを証明する為に今シーズン臨んだ初志を貫徹する事に只管没頭し、今期最終戦レート2500突破を懸けた試合においてもミストフィールドの存在故に相手のカバルドンの前であくびを恐れずはらだいこを積み見事打ち破った。
今回の結果を以て【ミストフィールド+はらだいこ】型マリルリの強さを証明出来たと自負している。最後にマリルリとても可愛い。
・ギャラドス

いかく/ようき/ラムのみ
171(+1)-177(+32)-101(+2)-72-120-145(+31)
たきのぼり/やけっぱち/ちょうはつ/りゅうのまい
〇ポイント調整意図
A:ブッパ。
H-B:AとSに割り振って余ったポイント全て。
S:りゅうのまい2回によるS二段階上昇後こだわりスカーフ持ち最速マスカーニャ抜き。
※役割:カバルドンやアーマーガアを起点に積んでいく。特性いかくによる物理ポケモンの弱体化。時にはメガハッサムやマスカーニャをも役割対象とする。
当初はメガカイリューをも下回る程の選出率でシーズン中期まで出す所がわからず中々活躍させてあげられなかった。ラムのみも別にこれを持たせたかったわけでは無く、他に持たせる持ち物がたべのこしくらいしか存在せず、「ならラムのみでいいや」くらいにしか考えていなかった。
シーズン中期以降メガハッサム相手にほのお技持ちのカイリューとメガシンカ前提のゲンガーという2メガ選出を強いられる事が多くなり選出を歪まされ苦戦続きだった頃、「何とかゲンガーとカイリューを同時選出せずにメガハッサムを抑えられないか?」と思案していた所、ちょうはつ持ちのギャラドスで挑んでみる事にした。
ラスト1匹同士で対面しいかくを入れた後にちょうはつでメガハッサムのつるぎのまいを防ぎ、りゅうのまいを積んでたきのぼり連打したが最後急所に当たって何とか勝つ事が出来たものの急所に当たっていなければこちらが負けていた試合を経験した。
これで「ギャラドスじゃダメか…」では無く「ギャラドス側にメガハッサムへの有効打点があれば押し切れるのではないか?」という思考に至り、ギャラドスが習得する技で唯一の物理ほのお技であるやけっぱちに着目した。
やけっぱちであればちょうはつやりゅうのまいと併せてアーマーガアを起点にする事も出来るし、りゅうのまいを2回積めばやけっぱちでこだわりスカーフ持ちのマスカーニャの上からやけっぱちを叩き込める事にも気付いた。上位帯でも時折戦うメガユキメノコに対する有効打点にもなり、相手がギャラドスの火力を削ぐ為に仕掛けて来るおにびなどもラムのみで無効化出来るという明確な働きも顕在化した。
メガシンカする前のミミロップへいかくを叩き込める有用性と、ねこだましによる怯み後に威力が倍増する仕様のやけっぱちは対ギルガルドのキングシールドの択ゲーにも割と有利展開に持ち込める。
技構成はタイプ一致で2割の怯み効果もあるたきのぼりとほのお打点のやけっぱちのツーウェポン、変化技は相手の変化技を封じるちょうはつとASを引き上げるりゅうのまいで完結する。やけっぱちの代わりにじしんを省いた以上相手のハラバリーやブリジュラスへの打点を失った事が非常に痛かったが、それ以上に本構築における必要なピースを埋める為の技構成にして後悔は無い。
みずタイプが2匹居る本構築にも平然とカバルドンを投げて来る相手をわからせる為のギャラドスとマリルリの同時選出は、特にシーズン終盤になればなる程多くなっていった。どちらか片方だけならカバルドン+後続のポケモンで何とかなるかもしれない。しかし、もう片方が後から繰り出された場合既に消耗しているカバルドン側が防護し切れないケースは結構起きたと記憶している。
強力なでんきタイプのポケモンが少ない現環境だからこそ出来るギャラドス+マリルリの構築だが、まさかこれすらも見越してチャンピオンズ公式側はギャラドスとマリルリが同居している構築をチュートリアルスカウトにおける有力な選択肢の1つとして抜擢したのであろうか…?
・メガゲンガー

かげふみ/おくびょう/ゲンガナイト
137(+2)-76-103(+3)-219(+29)-115-200(+32)
シャドーボール/ヘドロウェーブ/マジカルシャイン/こごえるかぜ
〇ポイント調整意図
H-B:A162マスカーニャのタイプ一致はたきおとすを91.4%の確率で耐え。
C:HとBとSに割り振って余ったポイント全て。
S:ブッパ。
※役割:交代を許さない特性を回避する為に裏から出て来るこだわりスカーフ持ちのサザンドラやガブリアスへ目掛けてこごえるかぜを撃て!何なら目の前のこだわりスカーフ持ちのマスカーニャへこごえるかぜやマジカルシャインを撃て!!ついでにメガミミロップ相手にこごえるかぜを撃ってからマジカルシャインで倒せ!!メガフラエッテやアシレーヌ対面で素直にヘドロウェーブなんぞ撃つものか!!メガユキメノコ対面で単純にシャドーボールなんか選択するものか!!目の前の相手なんぞ無視無視!!後続から出て来るこだわりスカーフ持ちのイダイトウやゲッコウガ想定でシャドーボールやマジカルシャインを撃ちまくれ!!!ついでに初手対面するガブリアスに対しては一切退かずこごえるかぜを撃て!!!対面のタイプ相性!!?知るか!!!初手からヤンチャ!!?上等!!!その積み重ねの末がレート2500突破じゃい!!!
本構築における実質的なメガシンカ枠。メガシンカ後交代を許さない特性かげふみの存在により要メタ対象の一角として君臨するポケモンの1匹である。
当初はマジカルシャインの枠を10まんボルト、こごえるかぜの枠をみちづれとし、どちらも有効に働く場面は多かったもののシーズン中期から相手のこだわりスカーフ持ちポケモンに辛酸を舐めさせられる展開が増加した。
現状の技構成ではこだわりスカーフ持ちのあくタイプやじめん枠にタイプ一致技を半減させられどうしようもない。本構築は対面+積み構築という事もあり然程サイクル戦を想定いていない。回復技持ちも居ない関係上相手の意図を読み、相手の不意を突く戦術を多く採用している構築作りを行っている為、メガゲンガーもまたその方向性に特化させるように技構成を現行のものへと変更した。
初手フラエッテ対面はどく技を撃たない、同様に初手アシレーヌ対面もどく技を撃たない、初手ユキメノコ対面はゴースト技を撃たない、初手ガブリアス対面はこだわりスカーフを切って相手のじめん技を恐れずこごえるかぜを撃つ等々、相手からすれば「コイツふざけてんのか!?」と怒りを抱く事も少なからず存在したかもしれない。「だって基本的に引けないもん」。
とはいえこの戦い方には個人的な根拠がある。単純に初手から強力なメガシンカポケモンを失いたくないという心理と交代を防ぐかげふみを持つメガゲンガーの固有性能が対面不利時の交代を誘発するのではないかと感じる場面が散見される。
プールが狭い現環境だからこそメガゲンガーの上から弱点や高威力技を叩き込める高速アタッカー勢への交代は確かに有効手段の1つではある。だからこそ読み易い。こちらとしては万が一深読みとなってメガゲンガーが落ちても裏に控える積み技持ちのポケモン達で捲れる可能性は十分にあるという読みもあった。
しかもレートが2300、2400、2500間近に上がって来るにつれて「まさか初手から後続目掛けて技を撃って来るとは思えない」という上位レート勢特有の思考は増々強くなると思っていたし、実際比例的にそういう立ち回りが多くなり結果として刺さる行動となった。
初手ガブリアス対面は初手からこだわりスカーフ持ちが来る事は無いと断定しこごえるかぜを撃っていたが、確かに地震を撃たれてメガゲンガーを倒されてしまう事が少なからず多かったがそれ以上にやれがんせきふうじだのやれステルスロックだのやれスケイルショットだの撃って来るケースの方が圧倒的に多かった。有利対面が故にメガゲンガーの交代を読みSを下げるないしSを上げる手段を持つガブリアスへ刺さるこごえるかぜは現環境においてはとても有効だと感じた。
以下はある意味余談になってしまう事をご了承頂きたい。
特に最近強く感じるのは、有名実況者或いは有名強者による構築作りや戦い方のイロハが初心者経験者問わず世に広まっている点だ。悉く対戦相手が型に嵌る行動を採るようになった印象が強い。ここでいう【型に嵌る】とは【攻めと受けの2種をキッチリ両立させてサイクルを絡めた安定行動を採る】ケースが多いという事である。
本構築は攻めっ気のあるポケモンばかりで固まった所謂【対面構築】の傾向が強く出ており、基本的に受けるという思考が余り無い。だからこそ役割破壊技や強力な積み技を採用し、ある程度明確な実数値調整を施した上で、時には初手から相手の思考の隙を突く立ち回りを心掛ける。対して有名実況者や有名強者達のイロハを土台とするタイプの対戦相手はキッチリ受けを用意し負けない戦術を採って来る事が多い。
勿論その受けを崩せず敗北を喫する事は数多くあれど、それ以上に相手の受けを叩き潰してレートを積み重ねていったケースの方が多いし、受けを用意しないからこそ前に話題になった引き分け云々に関してはメンテナンス時間になって強制終了したケースを除いて一度も無い。
この思考は実況者や強者に倣ったものでは無い。およそ10年前素人ながらも独自の型や戦術の試行錯誤に明け暮れ築き上げて来たオリジナルである。別に「実況者や強者に倣うな」と言っているのでは無い。「それが唯一の正解では無い」と言いたいのだ。
初心者だろうが復帰勢だろうが常連勢だろうが関係なく勝ちにいけばいい。大事なのは『好きなポケモンを活躍させる為にどういう型/構築/戦術を【自力】で編み出しているか』だ。単に借り物の型や構築をパクって得をする事があっても意義を見出せなければ意味が無い。
しかし、初心者が【勝つ為に】レンタルパーティーを使うと多かれ少なかれ思考がパーティー製作者が有する方向性へ傾く事は避けられない。これは自論だがポケモンバトルにおける思考の原型は【自力】で築くべきだ。たとえ右も左もわからず敗北を積み重ねてもだ。「その前に負け過ぎて飽きて止める」?ならば「好きなポケモンを活躍させたいという意義は何処へ行ったのだ?」と問いたい。
必ずしも有名強者の思考に引き摺られる必然性は無い。徒に有名実況者に阿る必要性は無い。今ゲーム画面の前でポケモンバトルを行っているのは誰なのか?チャンピオンズは始まったばかりだからこそ【自力】をつけるまたとないチャンスなのではないのか?育成も楽になった。思考を止めず、頭を回す。好きなポケモンを活躍させる鍵は自分以外誰も居ないのだから。
折角好きなポケモンや自分好みの戦術が見付かって、好きなポケモンや戦術をチャンピオンズで試し活躍させたい気持ちが芽生えたのなら、【自力】で輝かせてあげなければ勿体無い。強者の思考?戦術?知った事か。どうでもいい。【自力】で築いていけばそれがオリジナルとなりポケモンを輝かせる術となる。初心だからこそ拘っていって欲しい。傲慢ながらも切に願うばかりである。
改めて。メガゲンガーで言及したい事は役割の所で叫んでいる内容で大体合っていたり。
【選出】
❉メガゲンガー+ギャラドス+マリルリ
対カバルドンやアーマーガアを厚く見る選出。相手の選出にでんきタイプのポケモンやブリジュラスないしイダイトウが居らずメガミミロップや特殊型ほのおタイプのポケモンの選出が予期される場合こういう選出になる事が多かった。
終盤ギャラドスのいかくを食らって尚かみなりパンチでギャラドスを倒して来るメガミミロップが居たがその後メガゲンガーでキャッチし、こごえるかぜとマジカルシャインのコンボで倒していたりした。カバルドンは最後に残さず二番手辺りで来る事が多かったのでそこでギャラドスやマリルリの起点とし後続ごとブチ抜く戦術が通れば勝ち、通らなければ負けという展開のどちらかであった。
✥ガブリアス+メガゲンガー+ドドゲザンorマリルリorギャラドス
初手の対ブリジュラスや対メガフラエッテを主要想定とし幅広く対応出来る選出。裏から出て来るのがイダイトウならドドゲザンを、メガゲンガー&ブラッキーコンビが出て来るのならマリルリを、メガハッサムが出て来る場合はギャラドスを出す事を心掛けた。特にブラッキーが居ればマリルリ100%選出、イダイトウが居れば十中八九ドドゲザン選出である。
❅ガブリアス+マリルリorギャラドス+ドドゲザン
メガ無し選出。メガマフォクシーやバンギラスなどメガカイリューもメガゲンガーも通っていない構築を相手にする場合メガ枠を選出せず、残り4匹の内から相手に通りそうな3匹を選択していた。メガ枠を選出しない為にパワーが落ちるかと思いきやこの一般枠物理ポケモン4匹全員が強力な積み技を所持しているので、パワーが落ちる所か下手をしなくともメガカイリューやメガゲンガーより(継続的)火力が上である為に勝率は全く悪くない。
✿メガカイリュー+ガブリアスorマリルリ+ドドゲザン
対雨パ、メガフシギバナ、スコヴィラン構築など既存の選出では対応が困難な構築に対してメガカイリューが有利に立ち回れる事が多く、この時に限っては積極的にメガカイリューを主軸とした選出を心掛けていた。
❂(メガ)ゲンガー+(メガ)カイリュー+ドドゲザンorマリルリ
2メガ選出していた時の並び。ギャラドスにやけっぱちが無い頃はメガハッサム構築に対してゲンガーとカイリューを同時選出し、素のカイリューのほのお技で倒していたがやはり勝率は余り良くなかった。ギャラドスにやけっぱちを採用した事でほぼほぼこの選出はしなくなったが構築相性が悪い時は時々2メガ選出を行い勝ったり負けたりしていた。
【苦手なポケモン・構築】
・メガミミロップ+アーマーガア+ハラバリー
そもそもメガミミロップがキツい本構築においてじめん技を採用していないギャラドスがハラバリーに勝てない為、必然的にメガミミロップの前でマリルリがはらだいこを積めるか、ハラバリーの前でドドゲザンがつるぎのまいを積めるかの勝負になる。この時ドドゲザンのHPが削れていると基本的に負けである。メガミミロップキツい。
・メガスターミー
火力高過ぎぃ!!!
・パワーウィップ採用メガギャラドス
シーズン中期は良く見たこのくさ技でマリルリが吹き飛ぶこと多し。終盤はこおりのキバやじしん採用ばかりで数を減らしたので助かった。それでも硬いし、最後ドドゲザンと対面する事が何回か発生し、毎度ふいうち択をやる羽目になった。
・メガガルーラ
のしかかり二連続まひは酷いよ。ゲンガーにみちづれ採用していた時は困らなかったがみちづれを不採用にしてからは結構キツかった。基本的に一撃で持っていけないから追加効果勝負になる事も一定数発生した。
・(メガ)エルレイド
メガエルレイドや非メガのエルレイドも含め総合的に見ると対面から中々勝てなかった。通りの良い技持ち過ぎである。環境に然程多くなかったのが救い。
・(メガ)ゲッコウガ
基本的に受けを考えていない構築である為にメガゲンガーの上から弱点を突く技を叩き込んで来るゲッコウガはシンプルに辛かった。環境に少なかったのが救い。
・ロトム
ヒートだろうがウォッシュだろうがでんきタイプのポケモンは大分不利。環境に少なかったのが救い。
・フリージオ
吹雪と氷の礫でこっちのポケモンが為す術も無く倒れていきます勘弁して下さい。ドドゲザン出すとオーロラベール貼られて面倒臭いし、上からメガカイリューの火炎放射を耐えて返しの氷技で吹き飛んで容赦無さ過ぎである。環境に少なかったのが救い。
・ミロカロス
弱点を突く技が無いし、ミラーコートが恐いし、ねっとうの3割やけどが発生するか否かの勝負になるので苦しかった印象が強い。環境に少なかったのが救い。
・はどうだん採用ブリジュラス
ボディプレス没収のついでにはどうだんも没収されなかったのは朗報なのか悲報なのか。とつげきチョッキやパワフルハーブが復活した暁には恐ろしい事になるぞ。
【レート・順位】
・最終レート2514/最終順位481位

以下敬体。
【終わりに】
ポケモンチャンピオンズ最初のシーズンにおいてレート2500突破を達成する事ができ大変嬉しく思います。特に【ミストフィールド+はらだいこ】型マリルリの強さを証明出来た事が何より喜ばしかったです。
今回チャンピオンズ公式が用意して下さったチュートリアルスカウトパーティーに早期特典のカイリューを組み込み、構築相性など特段考えず、特に当初は2年半振りのブランクを解消するリハビリを主眼としてランクバトルに潜っていました。
ほぼほぼ初めて運用するポケモンばかりではありましたが顔触れとしてはランクバトルでもよく見掛ける面子ばかりかと思いますが中身は色々オリジナル要素が強く、戦術に関しては昨今においてはもしかすると珍しい寄りなのかもしれません。
受けが存在しない構築など、それこそ上位帯へ行けば行く程少なくなっていく印象が強く、「負けない戦い方」が出来る強者が上へ昇り詰めるというのは紛れもない事実の1つとも感じています。
しかし、それだけが自らが納得出来る結果を出す為の手段とは限らないと今回の結果も踏まえてより強く抱く感想であることには間違いないです。どうかチャンピオンズを楽しむ皆様にも1つの可能性にだけ着目するのでは無く、色んな可能性に触れ、自ら築いた【自力】で以て納得出来る結果を出せるよう頑張って欲しいなと驕りとは思うものの願うばかりです。
では、この辺りで筆を置かせて頂きます。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。そして、ポケモンチャンピオンズシーズンM-1にて対戦して下さった皆様本当にありがとうございました。























