【第7回ホズラッシュ1位&USM:S13最高/最終レート2005】ビルドレミミッキュ!?フルアタカバルドン!?地雷原を往く対面構築
おはようございます。こんにちは。こんばんは。poke_jinと申します。
今回はUSM:S13で最高/最終レート2005を達成した構築を皆様に紹介したいと思います。
以下常体。時々敬体。
【パーティー構築経緯】
役割破壊的な対面構築を得意とする自分がまず目に付けたのがメガゲンガー。
特性影踏みによる強制的サイクルカットとずば抜けたCSの高さ、更には滅びの歌等の搦め手も備えているこのポケモンを主軸に置いた。
次にメガゲンガーと共に上から圧力を掛けられる高速アタッカーとして両刀命珠ゲッコウガを採用。続いて「化けの皮」による行動保証を持ち、USMで獲得した新技を搭載したビルドミミZ型ミミッキュを採用。
いずれも格闘タイプの攻撃技を備えるこの二匹とメガゲンガーを基本選出とし、如何にして数的有利を取るかに専心した。
上の三匹だと相手に地面と電気の一貫性を取られてしまい、更にペリッパー(orニョロトノ)+メガラグラージの雨パやポリゴン2+メガクチート等のトリルパに不利を取る為、一貫性を切ると同時に雨パやポリクチに有効打点を持つ草結び搭載格闘Z霊獣ボルトロスを採用。
今のままではクレセリア、ドヒドイデ、モロバレル等の高耐久ポケモン(起点回避の為にクリアスモッグや黒い霧、凍える風等を搭載している可能性が高い)がメガゲンガーでしか対処できなくなる為に、それ等を起点にしてZテクスチャーを積んで高火力化・全抜きを狙える身代わり搭載最良バランス型ポリゴンZを採用。
ここまでで辛いのがフェローチェ、メガミミロップ、メガハッサム、スカーフサザンドラ、ラッキー等々の「上から一貫性の高い高火力技を押し付けてくるタイプ」や「圧倒的な耐久値でジワジワ削り取ってくるタイプ」のポケモン。
この手のポケモンは裏に苦手タイプに対処できるポケモンを控えさせている場合が本当に多いのでサイクルを回していく中でこちらが不利になってしまう試合展開になりがちである。
あ~、どこかに「こっちの攻撃を素直に受けてくれる、『滅茶苦茶相手に舐められる』ポケモン」は居ないかな?しかも「『技範囲が結構広い』ポケモン」で、且つ「相手の攻撃を耐えつつ『ガブリアスや霊獣ランドロス並の攻撃力』を叩き出すポケモン」は居ないかな?いやいや、そんな都合の良いポケモンなんて居るわけ………
カバルドン「うん?」
筆者「君に決めた!」
というわけで、達人の帯フルアタカバルドンを採用し、パーティーが完成する。
【個体紹介】
☆メガゲンガー/臆病/影踏み/ゲンガナイト
149(108)-×-119(148)-190-115-200(252)
滅びの歌/守る/シャドボ/ヘド爆
本構築の主軸。自称HBSメガゲンガー。地雷枠その1。
一般的なHSメガゲンより物理耐久指数を引き上げて特殊耐久指数を引き下げた調整となっている。
具体的にはA特化メガバシャのフレドラを約7割の確率で耐えられる程の物理耐久指数(HSメガゲンだと約3割の確率で耐えられる数値)で、A特化ミミッキュの剣舞影撃ちも確定で耐えられる。
特殊耐久指数はHSメガゲンより落ち、C特化レヒレの水Zは高確率で耐えられないものの、守るで被ダメージを1/4にすればその後のハイドロポンプを喰らっても確定で耐えられるのでヘド爆二発で返り討ちにできる。
守るは相手のZ技の被ダメージを抑えたり様子見に使えたりと様々な局面で有効活用できた。初手襷激流ゲッコウガと対面した時は、まず守るで相手の特性や持ち物を見極め、悪波不採用激流型ならシャドボ→ヘド爆の順番でゲッコウガを落としていた。
悪波持ちや変幻自在の場合は守るの後ヘド爆を撃ち、毒状態にできれば守るを通して突破していた。
滅び採用のメガゲンでは珍しいシャドボとヘド爆両採用は、コケコやCSメガゲンとの同速勝負で勝った時に相手を一撃で倒せる為。
滅びの歌は数的有利を取る事により真価を発揮する技なので、コケコやCSメガゲン双方に有効打点を持てるシャドボとヘド爆は切ってはいけない攻撃技だと思っている。
また、シャドボのワンウェポン体制だとノーマルタイプへの打点が失われる事、ヘド爆の追加効果である3割の毒状態と守るのコンボも強力である事からシャドボ・ヘド爆両採用は確かな意義がある。
滅びの歌は害悪構築やバトン構築、積みポケモンや高耐久ポケモンを崩す為に非常に有用な技であり、二連守るによる約3割の勝ち筋や、いざという時に後述するポリゴンZのZテクスチャーの起点作りにも活用できる等応用範囲が凄まじく広かった。
更に詳細が知りたい方は下記の育成論にて記述していますのでよろしければご一読を。
☆ゲッコウガ/無邪気/変幻自在/命の珠/
147-145(236)- 87-126(20)-81-191(252)
蹴手繰り/ダスト/冷ビ/水手裏剣
相撲を取りながらゴミ箱を投げ付け、周囲を凍えさせる汚い忍者。今時珍しい蹴手繰り採用の珠両刀変幻自在型であり地雷枠その2。
冷ビを受けにくるカビゴンやナットを蹴手繰りで葬り去る光景を何回も目にして来た。ついでにバンギもドランも吹き飛ばす。ハピナスも半分以上HPを削れる。
ゲッコウガを含めて6匹中4匹に格闘タイプの攻撃技を採用しているのは、フェアリー勢の台頭、威嚇持ち飛行タイプの流行、強力なゴーストタイプの環境席巻等々によって活き活きしている『格闘タイプを弱点とするポケモン』達をメタる為。
カビゴンやメガガル等相手に格闘タイプのポケモンを選出した所で裏の格闘受けに交代されるのは目に見えている。
現環境では役割破壊的な高威力格闘攻撃技が求められており、それに一番合致するのが変幻自在でタイプを任意に変更できるゲッコウガである。
ダストはフェアリー勢への有効打点であると同時に、ゲッコウガ最大打点でもある。H振りだけのレヒレは確一で吹き飛ばす。
ASミミッキュは珠タイプ一致ダストで約8割の確率で倒せるので積極的に撃った。初手でよく外す。
冷ビは氷四倍弱点勢に。水手裏剣は単なる先制連続技としての運用以外にスカーフランドロスへの打点やミミッキュの皮&襷潰しに重宝した。ギルガルド対策として悪波が欲しい場面が散見されたが他に切る技が無かった。
特性変幻自在と命の珠補正が合わさり、全ての技に1.95倍補正を掛けて放てるゲッコウガはやはり強かった。
レート2000突破した日の対戦では一度もダストを外す事が無く、対ゲッコウガ枠として交代後出て来るレヒレに当て続けてくれた際は神かと思った。
151(164)-156(252)- 102(12)-×-127(12)-125(68)
じゃれつく/影撃ち/ビルド/ドレパン
化けの皮の中に隠した幽体状の筋肉をムキムキに鍛えながら対戦相手と友情を育むべく物理でぽかぼか殴っていく。自称ビルドミミZ型ミミッキュ。地雷枠その3。
ビルドとミミッキュZを組み合わせる事で特性威嚇後竜舞してくるメガギャラを倒せる型である。
ビルドを一回積めばドリュウズや竜舞メガギャラのアイヘ、カミツルギのスマホも耐えられたりするので、返しのミミッキュZやドレパンが刺さる。
剣舞では無くビルドにしているのは物理耐久力の底上げとイカサマ対策。ポリゴン2がこちらを麻痺させた後にイカサマをよく撃ってくるが、剣舞だと押し負けるがビルドだとドレパンもあり押し負けない。
ビルド一積みのドレパンは然程火力が無いので高耐久相手には2,3回積む必要がある。レート終盤で毒状態のポリ2とそれぞれHP満タンのランド&ガブをこのミミッキュで三タテした時は興奮やばかった。
他にもドランやナット、カビゴン・マンムー・ゲッコウガ(じゃれつく外しを避けたい時)への有効打点として撃っていた。
じゃれつくはミミッキュの最高打点。影撃ちは一貫性の高い先制ゴースト技として、またSを落とし気味のこのミミッキュを運用していく中で重宝した。
更に詳細が知りたい方は下記の育成論にて記述していますのでよろしければご一読を。
☆霊獣ボルトロス/臆病/蓄電/格闘Z
155(4)-×-90-197(252)-100-168(252)
10万/気合玉/めざ氷/草結び
技範囲が広く、それなりに速くて、火力も高く、Z技発動時は全力で無双仕っていた蓄電オジサン。電気と地面の一貫性を切る枠として採用。地雷枠その4。
細かな調整等は一切せずCSぶっぱ。どんなリザYより速く動いて10万を撃ちたかった。一見地雷要素等皆無に見えるがフルアタ構成且つ草結び採用は立派な地雷要素。
カプ・コケコでは為しえない草弱点四倍勢(主に起点作りラグラージ)を草結び一撃で粉砕する火力が魅力的。S13終盤受けルにヌオーが入り始めたので余計にブッ刺さった。
めざ氷は氷四倍弱点勢への打点。10万はボルト最高打点。リザードンと対面した場合相手の構築を眺めて10万を押すか格闘Zをぶっぱするか決めていた。
気合玉はよく外すので格闘Zを切るタイミングは慎重に。パーティー唯一の特殊格闘高火力技持ちで、ポリクチのポリ2、ナット、バンギ等への有効打点として重宝した。
☆ポリゴンZ/控えめ/適応力/ノーマルZ
テクスチャーZ前:175(116)-×-94(28)-190(140)-96(4)-138(220)
テクスチャーZ後:175(116)-×-141(28)-285(140)-144(4)-207(220)
10万/冷ビ/身代わり/テクスチャー
壁要員や欠伸ステロ要員が居ない中、そもそも他のポケモンに起点を作って貰う事など想定せず自ら起点を作ってZテクスチャーを行使していく漢気溢れるポケモン(性別不明)。
火力・耐久・速度いずれもが高レベルで纏まっている、自称最良バランス型ポリゴンZ。地雷枠その5。Zテクスチャーをするのに自己再生が無い。身代わり持ちなのに悪巧みや騒ぐを搭載せずZテクスチャーを行う。
クレセリア、ドヒドイデ、モロバレル、スイクン、テッカグヤ、ポリゴン2、残飯ギルガルド辺りに対して身代わりを置いてからZテクスチャーを行う。
準速85族抜き調整。Zテクスチャー後最速135族抜き調整。電気タイプにZテクスチャーした後、超高火力の10万と冷ビで全抜きを狙っていく。
Zテクスチャー後ミミッキュZ+影撃ち確定耐え調整。メガゲンガーの滅びと組み合わせて無理矢理Zテクスチャーを積む場合も有り。
このパーティーだとクレセリアのまともな突破方法がメガゲンガーのシャドボくらいしか無いのでもう一つの対抗手段としてZテクスチャーポリゴンZを用意した。
選出率はパーティーの中で最下位だが、選出した試合ではよく活躍してくれた。このポケモンのおかげで後述するカバルドンが起点作りだと相手が誤認してくれる効果もあっただろう。適材適所という言葉がピッタリ嵌るポケモンだった。
更に詳細が知りたい方は下記の育成論にて記述していますのでよろしければご一読を。
☆カバルドン/意地/砂起し/達人の帯
207(188)-180(252)-140(12)-×-94(12)-73(44)
氷牙/炎牙/地震/馬鹿力
木の実を捨て、刺々しいメットを放り投げて額に達人の帯を巻いたフルアタカバルドン。地雷枠その6にして本構築最強の地雷。
環境に存在する99%以上のカバルドンが起点作り型もしくは物理受け型であるデータを逆手に取り、交代読みを決めサイクル破壊・役割破壊を積極的に狙っていく。
無振りカバルドンのA実数値は132。A特化カバルドンのA実数値は180。数値的には無振りカバルドンの1.37倍の火力がA特化カバルドンにはある。
達人の帯による補正が働いた場合は、無振りカバルドンの約1.6倍以上に達する攻撃力(火力的には特化霊獣ランドロスに匹敵する)が帯カバルドンに存在する。
しかも、鉢巻とは違い技の撃ち分けも可能である。普段よく見掛けるカバルドンから受けるダメージに慣れ切っているトレーナーからすれば、本構築のカバルドンはさながら「鉢巻を巻きながら技の撃ち分けを行ってくる上に馬鹿力や炎牙なんていう普段目にしない技を搭載している宇宙的カバルドン」と見做されるだろう。
とまあ冗談はここまでにして。達人の帯補正があってもギルガルドやメガメタグロス等高耐久ポケモンは乱数でしか倒せなかったり確定耐えされるケースもあったが、ダメージレースで優位に立ち裏のポケモンを通しやすくすればそれで良いと割り切って運用していた。
交代読みで放つ氷牙や馬鹿力はグライオンやサザンドラ、カビゴン等によく突き刺さり、炎牙はフェローチェやメガハッサム、晴れ構築の毒Zフシギバナやナットレイ攻略に重宝した。
S調整はS下降補正ガルド抜き調整。この数値であればS無振りのラッキーやメガクチートも抜いているので上から叩ける。ウチのパーティーを見て出て来るメガボスゴドラにも優位になる(無振りカバの地震がH振りメガボスゴドラ確4だがこのカバなら確3。メガボスゴドラより速いのでアイヘの怯みも無い)。
ラッキー対面では地震からの馬鹿力で(砂ダメ込みで)倒せるので、ミミッキュやメガゲンの滅び以外でラッキーを攻略する手段ができ受けル攻略がはかどった(メガゲンを見ると相手がバンギやRベトンを選出し、ミミッキュを見るとドヒドイデを選出し、残りはラッキーで見る等の選出をしてくるのでこのカバルドンの存在が非常に大きかった。というか地面タイプなのにバンギやドヒドイデを選出されるカバルドンが舐められ過ぎている)。
特性砂起しは相手の襷を削ったりスカーフ判定ができたり天候の奪い合いで活きる等色々有効活用できた。
更に詳細が知りたい方は下記の育成論にて記述していますのでよろしければご一読を。
【選出】
・基本選出
この3体の並びが基本選出となる。メガゲンとゲッコウガのどちらを先発に出すかは相手の構築次第。
コケコやメガゲンがいるパーティーだとメガゲンを、ランドやレヒレがいるパーティーだとゲッコウガを先発させる機会が多かったと思う。
メガマンダ軸、メガバシャ軸、メガゲン軸、メガルカリオ軸等々には原則この基本選出で対戦していた。パーティーに組み込まれているカミツルギはビルドレミミッキュやHBSメガゲンで割と対処できた。
・VSポリクチミミッキュ
☆ボルト+ミミッキュ+カバ
初手にポリ2が出て来る事が非常に多かったので先発ボルトの格闘Zでポリ2を削る事を意識した。
クチートの威嚇さえ受けなければカバの地震でメガクチは一撃なので、ミミッキュのビルドで耐久力を上げトリル枯らしに専念。2Z選出になるが全然気にしなかった。
・VS受けル(ラッキー、メガゲン、グライ、バンギ、ムドー、ドヒデetc)
一見すると特殊型のポケモンが多い本構築は非常にラッキーを呼ぶ。またメガゲンを見ると相手のバンギやRベトンが、ミミッキュを見るとドヒドイデが選出される事が非常に多い。
逆にムドーやグライオンはこちらの顔ぶれ的に選出されない事が多かった。なので攻撃力を舐められ捲くっているカバでラッキーを落として他のポケモンに優位に立っていた。
最悪カバが倒されても滅びメガゲンが居る為ラッキーの処理は可能だった。滅びメガゲンの他にラッキーの処理ルートを確立できた恩恵は凄まじかった。
時々受けルにフェローチェが入っているが、メガゲンは補正無し命珠ドリルライナーを確定耐えして返しのシャドボで一撃、カバは無振り命珠冷ビ確定耐えして返しの炎牙で一撃、ミミッキュやゲッコウガの先制技もあって然程苦戦しなかった。
・VSメガミミロップ軸(メガミミロップ、グライオン、カビゴン、テッカグヤetc)
☆ゲッコウガ+カバ+メガゲン
メガミミロップとカバを対面させて交代として出て来るグライオンに氷牙を撃って致命傷を負わせ、ゲッコウガに交代した後に出て来る特殊受けのカビゴンを蹴手繰りで葬り去る。後はゲッコウガやカバで着実に詰めていく。
HBSメガゲンはメガミミロップの猫騙し+恩返しを確定耐えできる(そもそも守るで猫騙しは防げるが身代わりの可能性もあるので使い所を考えなければならない)ので、ある程度削っていればヘド爆で処理可能。テッカグヤは余り選出されなかったが、選出されると割と辛かった。
・VSメガガルーラ軸(メガガル、ゲッコウガ、ミミッキュ、キノガッサetc)
ゲッコウガもカバもメガガルへの有効打点を持つものの耐久振りだと倒せず返り討ちを喰らうケースがある。特にゲッコウガ。
よって、カバをメガガルと対面させて交代で出て来るゲッコウガ読みで馬鹿力を撃ち役割破壊を狙っていった。ASメガガルならゲッコウガの蹴手繰りでワンパンである。
相手のパーティー次第ではボルトを先発に置くパターンが有り、その時はこちらをスカーフと読んで居座ってくれる事がそれなりに有り、格闘Zで楽に処理できた。
ミミッキュの剣舞影撃ちを確定で耐えられるHBSメガゲンの安定感は半端無かった。キノガッサのマッパを無効化するポケモンが2匹居る事も大きかった。
対面構築相手は如何に相手の頭数を減らし数的有利を取るかに専心しなければならないので、役割破壊技満載の本構築と相性が良かった。
・VSメガギャラドス軸(カプ・コケコ、メガギャラドス、ウルガモス、アーゴヨンetc)
メガギャラ軸との勝率は6:4といった所。壁貼り要員のコケコは、メガゲンに挑発さえ入れさせなければ割とどうでも良かった。勿論ヘド爆速攻で倒せれば言う事無しだったが。
アーゴヨンはミミッキュで見られたがウルガモスは耐久振りが多く、メガゲンの滅びで対処しなければ負けに直結するパターンも一定数存在した苦しい相手。
そして肝心のメガギャラとの戦いでは、如何にしてギャラと滅びメガゲンorボルトを対面させるかに苦心していた。
一度ギャラをメガシンカさせてしまえばゲッコウガの蹴手繰りでメガギャラは吹っ飛ぶので理想はメガゲンとメガギャラの対面。
最後ラス一勝負になったミミッキュVSメガギャラはメガギャラのアイヘや滝登りで怯まなければビルドミミZミミッキュで打ち勝てる。
レート2000突破した日の対戦で当たったアイヘメガギャラでビルドを積んでミミZ発射体勢だったミミッキュを怯ませてきたプレイヤーはさすがとしか言いようがなかった。
スカーフサザン+メガメタグロス相手はカバの交代読み馬鹿力が当たるかどうかが勝負の鍵となった。挑発悪Z型サザンであればカバでもゲッコウガでも楽に対処できた。
サザンがいないグロス軸はゲッコウガやメガゲンで処理できる事が多かったのでそれ程苦労はしなかった。
ポリ2を絡められるとさすがに基本選出だけでは対処しきれなかったので、ポリ2の前で身代わりを貼ったポリZでZテクスチャーを行う等の工夫が必要だった。総じて勝負は五分五分だった印象。
・VSカプ・テテフ
スカーフテテフが刺さる構築なのでよく当たった。スカーフ持ちの場合は初手メガゲン対面で守る→ゲッコウガへの交代でサイキネを無効化し、サイクル勝負に持ち込んだ。
襷型だと逆にゲッコウガ読みムンフォで負ける試合が多かった。初手カバ展開による砂ダメでテテフの持ち物判別する事もあった。
ミミッキュが特化PFサイキネを二耐えできる調整だったので、その辺を上手く活用してゲッコウガとサイクルを仕掛けスカーフテテフに勝利した試合もあった。
・VSメガリザードン(X・Y)
リザXの方なら対処は楽。特殊超火力のリザYは中々対処し辛かった。ボルトやゲッコウガで上から殴れないと負けに直結する勝負を強いられた。
・VS雨パ
ボルトの草結びがメガラグに入るかどうかで勝敗が左右された。ミミッキュの化けの皮剥がされ時にビルドを積んでミミZで吹き飛ばすという強引手段も採っていた。戦績はおよそ五分五分。
・VS砂パ
カバやゲッコウガが居る為余り辛く無い。いざという時は化けの皮を持つミミッキュがストッパーになってくれた。戦績はおよそ8:2。
【辛いポケモン】
・メガハッサム
カバルドンの炎牙やテクスチャーポリZ、メガゲン・ボルトのタイプ一致技で戦えるが、取り巻きにスカーフランドが居たりすると一気に苦しくなった。
・メガフシギバナ
メガゲンの滅びでしか基本対処できない。地震持っている個体の場合は滅び後二連守るを通さなければならない。
HD振りだったらゲッコウガの珠ダストで戦えなくは無かったが総じて辛い相手だった。
・スカーフ霊獣ランドロス
特にメガメタグロスと組まれたスカーフランドは攻略し難かった。初手のゲッコウガ対面の水手裏剣が何発ヒットするかでその試合の趨勢が大きく変化した。
一部ではHD振りスカーフランドも見受けられ、ゲッコウガの水手裏剣が五発当たっても余裕で耐えてくる等スカーフ一つ取っても型が多様化している印象を持った。
スカーフ以外の型のランドであればすごく苦戦するという事は無かった。メガゲンの守るでスカーフ型がそうでないか判断する場合もあり、裏のボルトに交代して地面技を透かしながら択勝負に持ち込んだりビルドミミZミミッキュで突破を図るような戦術を用いて攻略を図っていった。
・ホルード
特にスカーフ持ちが手強かった。メガゲンのツーウェポンを半減にし、ゲッコウガより先に動いて倒しに掛かる様はやり辛くてしょうがなかった。
襷型でもその行動保証によりこっちのポケモン一匹は最低限持っていかれる事が多い。
・スカーフウツロイド
パワージェム・ヘドヴェ・サイキネ・草結びと、こちらのパーティーに有効打点を持つ技ばかりで、かなり苦戦を強いられた。
【最高/最終レート&最終順位&ホズラッシュ順位】
☆ 最高/最終レート
☆最終順位
☆第7回ホズラッシュ順位
以下敬体のみ
【終わりに】
SM:S2でレート2090を取って以来久々のレート2000突破(USMでは初めてのレート2000突破)が叶い本当に嬉しく思います。
使用しているポケモンはメジャー所ですか、その内実は凄まじい地雷を内包しています。相手の意表を突くだけでは上位に行けないという意見は確かに一理あります。
しかし、これだけ地雷だらけの構築であれば話は変わってきます。その上できっちり汎用性を持たせる事でレート2000を突破できる事を、そして上位レート帯でもきっちり戦える事をS13で証明できたのではないかと思っています。
また、レート2000以上の強者が集う仲間大会「第7回ホズラッシュ」に参加させて頂き、幸運も重なり6勝無敗レート1585でフィニッシュ。結果として1位を取るに至りました。
強者の方々ばかりが集う大会でこのような結果を出せた事とても嬉しく思うと同時に、この結果に驕らずこれからも精進しなければならないと気を引き締めた次第です。
では、この辺りで筆を置かせて頂きます。ここまでお付き合い頂きありがとうございました。そして、S13で対戦して下さった皆様本当にありがとうございました。